絵画の美しさを保つためには

2024.08.13

コラム

 油絵の風景画や人物画などをお部屋に飾ることで、様々な雰囲気を演出することが出来ます。しかし、絵画は繊細な物です。扱い方次第では、その価値を下げてしまうため注意が必要です。お気に入りの絵画を楽しむためにも、こちらでは絵画の美しさを保つためのポイントをご紹介いたします。



保管方法

 春なら春の風景画、夏なら夏の風景画というふうに、季節に合わせて風景画を飾っている方もいらっしゃいます。
そのような場合、飾るシーズンが終わると適当な収納場所に保管すると思います。最低でも1年以上保管している場合は、収納場所から2~3日出し、外気に触れさせるようにしましょう。その際は湿気がなく、乾燥した場所に置くことがポイントです。




清潔にする

 どんなに美しい絵画でも、額縁にホコリがたまっていると魅力が激減してしまいます。定期的に柔らかい布で優しく拭き取るようにしましょう。細かい部分は、綿棒を活用するととても便利です。濡れた布や洗剤でお手入れすると、額縁が傷んでしまう恐れがあるので注意が必要です。




その他に確認すること

 絵画をお手入れするときには、絵画を固定しているフックなどの金具や紐の状態も確認しましょう。長きに渡り絵画を飾っていると、金具や紐などの部分に劣化が見られるようになります。劣化によって金具が外れる、紐が切れて絵画が落ちるなどの可能性も考えられます。金具や紐などの部分を確認することは、絵画の損傷を避けるだけでなく、家族の安全を考慮する上でも重要なポイントといえます。

 日頃のお手入れや保管方法などにより、絵画の美しさは大きく変わってきます。絵画の魅力を引き出し、長く楽しむためにも、上記をぜひご参考ください。

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